75歳以上の高額引き出し「全件通報」決めた県

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75歳以上の高額引き出し「全件通報」決めた県 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

・記事要約
振り込め詐欺などの特殊詐欺による被害を減らすため、千葉県内の金融機関と県警が新たな取り組みを始めた。それは銀行で、60歳以上の顧客からの不自然な高額引き出しの依頼を受けた場合、現金化に本人確認を求められる預金小切手での払い出しを勧め、75歳以上の場合は警察に通報する、という趣旨のものだ。昨年度の県内での特殊詐欺被害は1135件で、統計が開始された2004年以降最悪の数字となった。依然として毎月70~80件の被害が発生している状態だ。今回の取り組みで被害が減ることが期待されている。

・疑問
自分が詐欺にあっているということは、本当に分からないものなのだろうか?
根本的解決に繋がるのだろうか?

・考え・主張
振り込め詐欺の手口も有名となり、警戒している人も多いであろう昨今の世の中でまだこれだけの被害があるという事は、やはり「自分は大丈夫」という思い込みから来ているのでは、と思う。思い込みを取り除くのはそう簡単ではない。そういう意味でも今回の取り組みは画期的なものだと思う。手間は掛かるだろうが、決して無駄ではないだろう。
今回の取り組みは確かに詐欺被害を防ぐということに関して有効であるが、詐欺を行おうとしている人、また行っている人をどうにかしないと問題の解決には至らないだろう。そのような人たちを全て捕まえるなどというと無理のある話のように思えるが、そこで諦めずに警察には奮闘してほしい。

・その他
特になし。